張 祖翼 [床の間 書画]
先日のブログ内で中国美術家人名辞典をご紹介した際に「張 祖翼」の記述頁を掲載したと思いますが、今回は作品をご紹介したいと思います。
隷書対聯
真味書田叔粟
異香心地芝蘭
張 祖翼
1849~1917 字は逖先(てきせん)、号を磊庵(らいあん)という、幼きより金石に親しみ清末に日本に遊学し帰国後は収蔵家として有名な端方(たんぽう)の幕客となり大いに彼の影響を受けた。書はとりわけ隷書を得意とし、呉昌碩・汪洵・髙邕等と共に上海の四大家ともいわれた。
落款
部分
「乙未三月」は、1895年で明治28年になります。
時の総理大臣は 伊藤博文 です。
今からさかのぼること121年前である
落款全体
押印の印は徐三庚の印と思われるが徐氏の印譜には見えず確証はない
RX-100