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薛 平南篆刻選集 [本棚から]

本日は気象庁の予報どおりに関東地方から東日本各地で梅雨入りとなりました。降る時期にはある程度の雨も必要ですが、降り過ぎは災害に直結しますからほどほどにと云ったところです。




本棚から
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薛平南印選
題署 王 牡為先生 




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王 牡為先生




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こちらが本の作者
薛 平南先生 50歳時の写真から




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揮毫中の薛 平南先生(近影)




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叔尹(字印)
以前臺灣へ行った際に刻していただいたものです、薛 平南印選内に掲載されていましたので記念になっています。

薛 平南印選から


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何紹基字典 [本棚から]

朝から梅雨らしい天気となり、ウォーキングはお休みとなりました。月曜日の午後は公民館の定例書道教室の日です。

夕方4時過ぎには酔心庵に戻れます。




本棚から
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何紹基字典





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中身
見た目には分かりませんが、本物と紙質が違います、光沢も違います。
これは二玄社本ではありません、天津人民美術出版社とあります。以前に古本を2,400円で買っていますが現在はプレミアが付いたのかかなりの値段で売買されているようです。1万円を超えているところもあるそうです。

「音訓索引」はありません、字を調べる場合は全て「部首索引」からになります。
たかが何紹基字典されど何紹基字典です。


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王丹中国印陶瓷印書画集 [本棚から]

きょうは王丹先生の作品集のご紹介です。

王丹 
現任中國書協副主席,遼寧省文聯副主席,遼寧省書協名譽主席,西泠印社理事,中國藝術研究院中國書法院、中國篆刻院研究員,碣石印社社長等。




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作品集




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福島雙葉先生宅(泉聲庵)で署名して頂いています。

甲申之夏於泉聲庵 易齋王丹




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書画集から(指画)
畫は勿論のこと落款に至るまですべて指全体を使って揮毫されています。何度か実際に拝見させていただいていますが気持ちいい程スピーディーです、アッという間に書き上げてしまいます。まさしく達人技です。




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アップにて
電灯の明かりが邪魔しています、見づらいです。




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陶瓷印(心安)
印材の形を拝見してもほのぼのとしています。
心安 紅窑陶 4.5×4.5㎝ 2003年製作


◇明日からのブログは少しお休みとなります◇





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特集 般若心経 [本棚から]

1990年の芸術新聞社刊の「墨」の本を本棚から引っ張り出してみました。

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書と墨画のグラフ誌「墨」
特集般若心経
般若心経のことで調べたいことがありましたので、久々に日に当てることに。この「墨」が出版された頃は隔月号を楽しみにしていたものです、当時は今よりかなり書道にお熱でしたので。





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中林梧竹による般若心経の拓本
中林梧竹(1827~1913)
この碑は成田山新勝寺の前橋講碑林にあります、王羲之の「集王聖教序」を精緻に形臨したもので、梧竹の並々ならぬ力量を示した64歳の作である。

緻密な臨書には驚かされます、古典に忠実だったことがこの拓本からも分かります。



27年前の雑誌、まだまだ役に立っています。

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古いよ [本棚から]

きょうもいつものとおり散歩からのスタートでした。





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古い本です
下は松本芳翠(1893~1971)による(楷書秋聲賦)
雄山閣から昭和九年二月に発行されたものです、勿論印刷本です。

上は日下部鳴鶴(1838~1922)による臨書(崔府君墓誌銘)。書の友六月號付録とあり昭和十一年六月発行とあります。

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ボロボロ
流石に古い本ですので角も丸くなり見てのとおりボロボロになっています。




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松本芳翠 楷書秋聲賦の一部
楷書の松本芳翠とも言われていました、流石です。




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初学の為に
形の取り方中心の取り方まで事細かに記載されています。




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日下部鳴鶴
懸腕直筆で揮毫中の有名な写真から




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鳴鶴による臨書
崔府君墓誌銘

2冊の本は32年ほど前に神田の飯島書店にて購入したものです。

[カメラ] RX-100

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美術家人名録 [本棚から]

きょうの天気予報ははずれてしまいました、気温が上がりません、陽も射さない寒い1日となりました。

午前中は書道協会の役員会がありました、丁度昼頃には終了しています。









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中国当代美術家人名録
以前から中国の文人(書画家)に興味があり、こちらの本を見ては出身地・生まれ年・芸歴(書歴)などを調べるのが好きで、こちらの本に大分お世話になっています。
この本の特徴は、索引が地方毎に分類されていて活躍した地域が分かれば探しやすい人名録となっています。








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中国美術家人名辞典
かなり分厚い辞典です、こちらは地方毎に分類されていません、例えば「張」字の人名がズラリと並んでいてそれだけでもかなりのページ数になりますが、著名な美術家はほとんど網羅されている辞典です。

中国美術家人名録・中国美術家人名辞典、どちらも手放せない逸品です。









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張祖翼
酔心庵に張祖翼の対聯(隷書)があります。
中国の文人書画を購入する際には先ずこの辞典でいつ頃の人か、出身地、字などを調べてからにしています。現在は中国書画とは縁遠くなっていますが、美術家を調べるのには本当に助かる辞典です。

今度、拙宅に時々ぶら下げている「張祖翼」の対聯もご紹介させていただきます。

[カメラ] RX-100





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呉昌碩手札詩巻 [本棚から]

美術館・博物館所蔵の書道資料を除く、民間所蔵の名品を紹介する本である

民間に眠る名品
呉昌碩手札詩巻合刊









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題簽
呉昌碩第四世孫 呉超先生揮毫








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呉昌碩が熙伯、(何汝穆?~1922年)に宛てた手紙







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これも熙伯に宛てた手紙








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田軍門求已圖詩稿/手札

白龍山人の題簽

今までに見たことのない呉昌碩の手札です、呉昌碩ファンとしてはたまらない1冊です。そして勉強のし甲斐があるというもの。
まだ購入したばかりの呉昌碩手札詩巻合刊から

[カメラ] RX-100







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今も語り草とされる [本棚から]

きょうも5月を思わせる様な暖かな日となりました、散歩をしていても身体が柔らかくなった感じで軽快に歩けました。





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西川寧著作集第1巻
10巻からなる大作であります









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刊行記念品のパッケージ
二玄社創業40周年記念出版「西川寧著作集」刊行記念品としてこの中にカセットテープが2本入っています。
記念品は「西川寧・昭和蘭亭記念展講演」で昭和48年、東晋の永和九年から数えて27回目の癸丑に因んで開催された昭和蘭亭展の記念行事での講演が収録されています。
今も語り草とされる記念碑的講演であります。この時の西川先生は御年71歳でした。若々しい声で江戸っ子弁をしのばせる洒脱な語り口には落語家の名調子を思わせます。




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カセットテープ
後半部分が収録されているカセットテープ、昭和48年11月25日 於東京・五島美術館と記載されています。
講演内容は「王羲之蘭亭叙・張金界奴本」について

カセットテープは使用頻度によって劣化が進みます、以前に友人のK氏に依頼しこの音声をCDに編集録音して頂いております、今ではそれを聴いたりして楽しんでおります。デジタルが全て良しとは云いませんが、カセットテープの場合にはCDに編集したものの方が安心して使用できます。


語り草とされる名調子の講演収録のカセットテープから

[カメラ] RX-100




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款識叢例 [本棚から]

いつも世話になっている 墨場必携 款識叢例 





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款識叢例
本棚から何度出し入れを繰り返したことか、外枠は色も褪めています、購入してからの年月を感じます
この本は特に觀款題識の書き方、署名の仕方などの翰墨装輯に臨み、古人の生きた実例を多くに著録にわたって網羅したり、さらに引首印・遊印などの印章捺印例を記した「款識叢例」である







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右 「鄧石如」書
左 「華嵓」畫
落款の書跡例を数多く掲載している、特に(落款の書き方)では作品仕上げの上で参考になります






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右 「張照」畫 梅花圖
写真にて作品を見ながら落款での範例が役に立ちます



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「伊秉綬」対聯
名人墨蹟の書法例

落款提要を学ぶ上で参考になる「款識叢例」(カンシソウレイ)でした。

発行所   省心書房
著者     藤原楚水
墨場必携  款識叢例 
当時     7,000円

[カメラ] RX-100   










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広芸舟双楫 [本棚から]

1987年12月購入とあります



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広芸舟双楫(木耳社)
康有為著
高畑常信訳
康有為の「広芸舟双楫」は唐代以来の”碑学”の立場を否定し、六朝時代の碑文を重視しなければならないを主張した包世臣の「芸舟双楫」の立場を支持し、さらに発展させたものである。
で、始まっています。






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このページは孔子廟堂碑の事について書しています
虞世南の孔子廟堂碑は(敬顕儁)・(高湛)・(劉懿)から学んでおり、その運筆と構成がみな同じである。さらに、その源流をきわめるなら(暉福寺)から出ている。・・・。と続いています。




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鄧石如行草書(対聯)
芸舟双楫・広芸舟双楫を読み解くと結局はこの鄧石如に行き当たる・・・。とも書いています。
「海は龍の世界為り、天は是れ鶴の家郷」

明清書道図説にもこの作品が掲載されていました 1986年頃

清末から民国初の政治家として書論・書家と活躍した康有為の著「広芸舟双楫」は幅広く書論について探求された貴重な資料でもあります。

時々は開いてみたい「広芸舟双楫」から

[カメラ] RX-100

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