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35年ほど前に [床の間 書画]

今朝もいつもの公園までウォーキングへ出かけて来ました。中強度運動(早歩き)を意識して歩いています、いい汗をかいてきました。




酔心庵の床の間に現在下げてあるのは
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天田研石先生筆 「心清意自妙」
35年ほど前になるでしょうか、天田先生にお願いをして揮毫して頂いた軸です。
酔心庵にこうして時々掛けています。




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部分拡大




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落款部分




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雅印
すいません少しピンボケしてしまいました。

天田先生がまだ50歳代でした、力強く一気呵成に書き上げた作品にはいつも魅了されています。



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斬新な隷書を確率 [床の間 書画]

楊峴




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これは「礼器碑」の碑陰を書いたものです




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落款部分の拡大




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雅印
白文 「臣顯之印」
朱文 「既壽」



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龍淵 [床の間 書画]

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龍淵
大分前になりますが縁あって宮田武義先生にお会いする機会があり、その時に頂いたものです。




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落款
「遊記九十八老」98歳の時に揮毫されています。


宮田武義先生は東京初の広東料理の店「山水楼」を開いています、その山水楼には客人として犬養毅、徳川家、皇族方も訪れていたそうです、また徳富蘇峰などの文人墨客も集まるほどの交友録の持ち主です。

広島県出身 1891~1993 102歳の大往生




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延年益壽




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落款印
遊記山人





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張 祖翼 [床の間 書画]

先日のブログ内で中国美術家人名辞典をご紹介した際に「張 祖翼」の記述頁を掲載したと思いますが、今回は作品をご紹介したいと思います。




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隷書対聯
真味書田叔粟
異香心地芝蘭

張 祖翼
1849~1917 字は逖先(てきせん)、号を磊庵(らいあん)という、幼きより金石に親しみ清末に日本に遊学し帰国後は収蔵家として有名な端方(たんぽう)の幕客となり大いに彼の影響を受けた。書はとりわけ隷書を得意とし、呉昌碩・汪洵・髙邕等と共に上海の四大家ともいわれた。

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部分拡大

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落款
部分
「乙未三月」は、1895年で明治28年になります。
時の総理大臣は 伊藤博文 です。
今からさかのぼること121年前である


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落款全体
押印の印は徐三庚の印と思われるが徐氏の印譜には見えず確証はない

[カメラ] RX-100






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伊立勲 [床の間 書画]

床の間の掛け軸を掛け替えました。






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対聯
伊立勲 (1856~1941)字は峻齋 別に石琴館主という。福建寧化の人である。清朝の隷書の大家「伊秉綬」イヘイジュの末裔でそれ故か篆隷に工で人気を得た。

こちらは20年ほど前になるだろうか、東京のとあるお店(中国書画を扱う)にて購入したものである。








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部分拡大 「書」







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部分拡大 「頌」







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引首印 「賜研家風」







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押脚印 「石琴館主」







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落款部分拡大
伊立勲86歳の作である







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落款印拡大

上 「汀州伊立勲長寿印信」

下 「峻齋金石文字」

今回は伊立勲の対聯を床の間に下げてみた、古今の書家の中でもこれだけの秦篆を表現できる作家は数少ないだろう。
落款に示すように彼が86歳時の作品である。これにも驚かされた。

[カメラ] RX-100






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秋艸道人墨蹟 [床の間 書画]

床の間の掛け軸を掛け替えてみました。


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会津八一(秋艸道人)が大正10年夏、山田温泉「風景館」に滞在した時の作品

15年ほど前に拓本好きな友人自らが山田温泉へ行き採拓し、私にプレゼントしてくれたものです。

かぎりなき みそらのはてを

ゆくゝもの  いかにかなしき 

こゝろなるらむ

(意) はてしない空のかなたに流れていく雲はどんなにか悲しい心を抱いていることだろう

碑は、高さ147センチ、幅65センチの善光寺産郷路石に、縦117センチ、横23センチの黒御影石をはめこんである



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部分アップ



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部分アップ
秋艸道人朔

この原碑は山田温泉・湊屋旅館(現風景館)前にある


[カメラ] RX-100



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栄興藝廊にて [床の間 書画]

床の間の掛け軸を夏バージョンに変えてみました。








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魏霊蔵薛法紹造像記
北魏を代表する龍門20品に数えらている。
丁度16年前の初夏の頃です、書仲間と中国(北京・錦州・瀋陽・大連)へ4泊5日で行った時に北京にて購入したものです。北京に行けば書家は必ずと言っていい位に立ち寄る骨董街「琉璃厰」(ルリチャン)にて購入。

中国での移動には王丹先生(現)中国書法家協会理事・西泠印社理事が同行してくれました。
一日目は琉璃厰で買い物を済ませた後は北京印社にて「熊伯齊」先生を訪問。

二日目は北京市内観光(歴史博物館・天安門広場・故宮博物院・景山公園)など

三日目は北京から夜行列車で錦州市へ王丹先生が主宰されている「碣石印社」と王丹先生宅ご訪問

四日目は瀋陽へ 遼寧省博物館にて
書聖王羲之書(万歳通天進帖)を見学、遼寧省博物館の館長の粋な計らいで実現したものでした。

五日目は大連から成田へと帰国となりました。










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魏霊蔵薛法紹造像記 部分








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魏霊蔵薛法紹造像記 部分

少しでも涼しくなるのではと思い、拓本を床の間に下げてみました。

[カメラ] RX-100




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趙時棡 [床の間 書画]

床の間の掛け軸を替えてみました。





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花卉図
趙時棡(ちょうじこう)
1874~1946 原名を潤祥、字を献忱・紉萇(じんちょう)・後に時棡、晩年には号を二弩老人とした、浙江省鄞県の人である。彼は画を善くし、とりわけ画馬を好んだ。
この画は款記より「癸酉」と自署されているところから、59歳時の作であることがわかる。
中央に太鼓石を描き、上部は薔薇を彩色し繊細に描いている。

原文 
池冷畫闌幽、酴鑣伴晩愁、金盤承露重、彷彿漢宮秋。

癸酉初夏、師郷畫彔文長句。作於南碧龕中、趙叔孺

137.5×51.5㎝





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拡大
薔薇の部分を拡大、薔薇を彩色にて細密に描いている。








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落款印拡大
ちょうど薔薇の開花時期を迎えております、この時期になるとこの軸に掛け替えては楽しんでおります。

[カメラ] RX-100





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